篠笛は移調楽器であるため、五線譜は基本的に♯や♭がない(または少ない)ハ長調(C)やイ短調(Am)などに移調して書き換えます。その際、楽譜の低い「ド」を「一」とし、「ドレミ・・・」が漢数字の「一二三・・・」、オクターブ高くなった「ドレミ・・・」をアラビア数字の「123・・・」と表記します。どの調子の笛でも数字をみて同じ指使いで演奏します。
メリットとしては五線譜が苦手な方でも演奏できるという事でしょう。また調が変わっても笛を持ち替えるだけ同じ楽譜(同じ運指)で演奏できるので、笛の移調はとってもラクなのです。
デメリットとしては数字譜は音の長さがわかりにくい場合があります。その点は五線譜の音符がとても優れているので、五線譜と数字を併記したものがおすすめです。当サイト「笛人」で作成している楽譜は五線譜と数字を併記しております。
ちなみに移調楽器である篠笛は音名と階名が異なるので、絶対音感のある方はとっても違和感を感じでしまうそうですよ。
(あぁ、絶対音感がなくてよかった。。。ひとりごと・笑)